Tableau|データプロパティの管理(別名・地理的役割・データ型)
フィールド名変更・別名・地理的役割・データ型変更・既定プロパティの設定方法を解説。試験範囲1.3の完全カバー。
データプロパティの管理(試験範囲 1.3)
この章で学ぶこと
- フィールド名の変更方法を理解する
- データ値への別名(エイリアス)の設定方法を理解する
- 地理的役割の割り当て方を理解する
- データ型の変更方法を理解する
- 既定プロパティ(数値形式・集計・色・日付形式)の変更方法を理解する
概念解説
1. フィールド名の変更(リネーム)
データソースのフィールド名を変更して、わかりやすい名前にできる。
変更方法:
- データソースページ:フィールドをダブルクリック
- データペイン:フィールドを右クリック → 「名前の変更」
- データソースページのテーブルヘッダーをダブルクリック
重要: 元のデータソース(DBやCSV)のフィールド名は変わらない。Tableau内での表示名のみ変更される。
2. 別名(エイリアス)の設定
ディメンションの**値(メンバー)**に対して、表示名を変えることができる。
例:
| 元の値 | 別名(エイリアス) |
|---|---|
| East | 東 |
| West | 西 |
| M | 男性 |
| F | 女性 |
| 1 | アクティブ |
| 0 | 非アクティブ |
設定方法:
- データペインでフィールドを右クリック → 「別名」
- ビュー上でヘッダーを右クリック → 「別名の編集」
注意: 別名はメジャーには設定できない(ディメンションのみ)
3. 地理的役割(Geographic Role)の割り当て
フィールドに地理的役割を設定すると、Tableauが自動で緯度・経度を生成して地図を作成できる。
設定方法: データペインでフィールドを右クリック → 「地理的役割」→ 役割を選択
主な地理的役割:
| 役割 | 例 |
|---|---|
| 国/地域 | Japan, USA |
| 州/県 | 東京都, Tokyo |
| 市区町村 | 渋谷区, Shibuya |
| 郵便番号 | 150-0001 |
| 空港 | NRT, HND |
| 緯度/経度 | 数値フィールド |
地理的役割が設定されると、データペインのアイコンが地球儀マークに変わる。
4. データ型の変更
フィールドのデータ型をTableau内で変換できる。
主なデータ型:
| データ型 | アイコン | 例 |
|---|---|---|
| 文字列(String) | Abc | 顧客名、カテゴリ |
| 数値(整数) | # | 数量、ID |
| 数値(小数) | # | 売上、割引率 |
| 日付 | カレンダー | 注文日 |
| 日付と時刻 | カレンダー+時計 | タイムスタンプ |
| ブール | T/F | 真/偽、フラグ |
| 地理(ポイント) | 地球儀 | 座標 |
変更方法:
- データソースページ:フィールドのデータ型アイコンをクリック
- データペイン:フィールドを右クリック → 「データ型の変更」
典型的な変換例:
- 数値で保存された日付 → 日付型に変換
- 「True/False」テキスト → ブール型に変換
5. 既定プロパティの変更
フィールドに対して、ビューに追加されたときのデフォルト動作を設定できる。
設定方法: データペインでフィールドを右クリック → 「既定プロパティ」
数値形式(Number Format)
| 形式 | 例 |
|---|---|
| 数値 | 1,234,567 |
| 通貨 | ¥1,234,567 |
| パーセント | 12.3% |
| 科学的表記 | 1.23E+6 |
集計方法(Aggregation)
- SUM, AVG, COUNT, COUNTD, MAX, MIN, MEDIAN
- 既定集計を変更すると、ビューに追加する都度手動変更する手間が省ける
色(Color)
- フィールドをビューに追加したときのデフォルトカラーパレットを設定
日付形式(Date Format)
- 表示する日付のフォーマットを設定(例:yyyy/MM/dd、MM月dd日 など)
よくある間違い・ひっかけポイント
❌ 「フィールド名を変更するとデータベースのカラム名も変わる」
✅ Tableau内の表示名のみ変更。元のデータは変わらない
❌ 「別名はメジャーにも設定できる」
✅ 別名はディメンションの値(メンバー)にのみ設定できる
❌ 「地理的役割を設定しなくても地図は作れる」
✅ 地理的役割がないと自動で緯度経度が生成されない(カスタム緯度経度なら別途設定可)
❌ 「データ型の変更はデータソースのデータを変える」
✅ Tableau内での型変換のみ。元データは変わらない
試験対策ポイント
- フィールド名変更 = Tableau内の表示名のみ変更(元データに影響なし)
- 別名 = ディメンションの値の表示名を変える(メジャーには不可)
- 地理的役割 = 地球儀アイコン・自動で緯度経度を生成
- データ型変更 = アイコンをクリックまたは右クリックメニューから
- 既定プロパティ = 数値形式・集計・色・日付形式の4種類
確認問題
Q1. ディメンション「Region」フィールドの値「East」を「東」と表示したい。どの機能を使いますか?
- A. フィールド名の変更
- B. 別名(エイリアス)
- C. データ型の変更
- D. 計算フィールドの作成
正解:B 別名(エイリアス)はディメンションの値の表示名を変更する機能。
Q2. データソースページでフィールドのデータ型を変更しても何が変わりますか?
- A. 元のデータベースのデータ型が変わる
- B. Tableau内での型変換のみ行われ、元データは変わらない
- C. フィールドが削除される
- D. データが自動で再計算される
正解:B
Q3. フィールドに地理的役割を割り当てたとき、Tableauは何を自動生成しますか?
- A. グループ
- B. 計算フィールド
- C. 緯度と経度のフィールド
- D. フィルター
正解:C 地理的役割を設定すると、Tableauが自動的に緯度・経度のフィールドを生成し、地図ビューで使用できるようになる。
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