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品質計画:構成要素と運用

プロジェクトの品質をどう保証するかを事前に定める品質計画の構成例と、後工程で問題が露呈しないための定期的な品質達成度評価の考え方

概要

品質計画とは、プロジェクトの品質をどのように保証するかを事前に定めた計画。後工程で品質問題が露呈することを防ぐために、各工程の区切りまたはプロジェクト特性によって、月次・週次・日次で品質達成度評価を行うことが肝要。

品質計画の構成例

構成要素内容
適用範囲この品質計画が対象とするシステム・工程の範囲
品質方針プロジェクトとして品質をどう位置づけるかの基本的な考え方
品質管理体制誰が品質活動に責任を持つかの役割分担
品質指標と品質目標値何を測り、どの水準を目標とするか(バグ密度、カバレッジ等)
品質確保施策目標を達成するための具体的な活動(レビュー、静的解析等)
レビュー計画いつ・誰が・何をレビューするかのスケジュールと基準
品質評価計画各工程の品質をいつ・どう評価するかの計画
受入れ検査計画顧客への納品前に行う検査の基準と手順
工程完了判定各工程が完了したと判断するための基準(完了条件)

品質達成度評価の運用

品質計画は作るだけでなく、定期的に「計画通りに品質が達成されているか」を評価することが重要。

  • 月次:工程区切りの評価、品質指標の達成状況レビュー
  • 週次:進捗に連動した中間確認
  • 日次:継続的インテグレーションやデイリーチェック

評価のタイミングはプロジェクトの規模・性質によって選択する。後工程で品質問題が露呈するのは、途中での評価が抜けていることが多い。

工程完了判定の重要性

「作業タスクが完了した」ことと「工程が品質基準を満たして完了した」ことは異なる。工程完了判定の基準を事前に定めておかないと、品質が不十分なまま次工程に進むリスクが生まれる。

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