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カスタムバリデーションロジックをCodeノードで実装する
Webhookで受信したデータに複雑なビジネスロジックのバリデーションをCodeノードで実装し、エラー詳細を返却して後続処理を制御するパターン。
ユースケース概要
Webhookで受け取ったデータに対して、必須項目チェック・型チェック・ビジネスロジック(有効期限・在庫確認等)のバリデーションをCodeノードで実装する。エラー時は詳細なエラーメッセージを返却する。
解決する課題: 組み込みノードの単純な条件チェックでは対応できない複雑なビジネスルールの検証をCodeで実装する
使用するn8nノード:
- Webhook Trigger(データ受信)
- Code(バリデーション実行)
- IF(バリデーション結果で分岐)
- Respond to Webhook(エラーレスポンス返却)
- 後続処理ノード(バリデーション成功時)
ワークフロー構成
[Webhook Trigger: POST /orders]
↓
[Code: バリデーション実行]
↓
[IF: isValid == true]
├── true → [後続ノード: 注文処理]
└── false → [Respond to Webhook: 400エラーレスポンス]
実装手順
Step 1: バリデーションロジック(Codeノード)
const data = $json;
const errors = [];
// ===== 必須項目チェック =====
const required = ['customerId', 'items', 'shippingAddress'];
for (const field of required) {
if (!data[field]) {
errors.push({ field, message: `${field}は必須です` });
}
}
// ===== 型チェック =====
if (data.items !== undefined) {
if (!Array.isArray(data.items)) {
errors.push({ field: 'items', message: 'itemsは配列である必要があります' });
} else if (data.items.length === 0) {
errors.push({ field: 'items', message: '注文は1件以上必要です' });
} else {
// 各itemの検証
data.items.forEach((item, index) => {
if (!item.productId) {
errors.push({ field: `items[${index}].productId`, message: '商品IDは必須です' });
}
if (!Number.isInteger(item.quantity) || item.quantity < 1) {
errors.push({ field: `items[${index}].quantity`, message: '数量は1以上の整数である必要があります' });
}
});
}
}
// ===== ビジネスロジック =====
// 1注文あたりの上限金額チェック
if (data.totalAmount > 1000000) {
errors.push({ field: 'totalAmount', message: '1注文の上限金額(100万円)を超えています' });
}
// 配送先の郵便番号形式チェック(日本形式: 000-0000)
if (data.shippingAddress?.postalCode) {
const postalCodeRegex = /^\d{3}-\d{4}$/;
if (!postalCodeRegex.test(data.shippingAddress.postalCode)) {
errors.push({ field: 'shippingAddress.postalCode', message: '郵便番号の形式が不正です(例: 123-4567)' });
}
}
return [{
json: {
...data,
isValid: errors.length === 0,
validationErrors: errors,
}
}];
Step 2: バリデーション結果の分岐(IFノード)
Condition: {{ $json.isValid }} equals true
Step 3: エラーレスポンスの返却
バリデーション失敗時はWebhookに400レスポンスを返す。
Node: Respond to Webhook
Response Code: 400
Response Body (JSON):
{
"success": false,
"message": "バリデーションエラーが発生しました",
"errors": {{ JSON.stringify($json.validationErrors) }}
}
呼び出し元が受け取るレスポンス例:
{
"success": false,
"message": "バリデーションエラーが発生しました",
"errors": [
{ "field": "items[0].quantity", "message": "数量は1以上の整数である必要があります" },
{ "field": "shippingAddress.postalCode", "message": "郵便番号の形式が不正です" }
]
}
Step 4: 成功時の後続処理
バリデーション成功時は $json.validationErrors フィールドを除いて後続ノードに渡す。
// Codeノードでバリデーション用フィールドを除去
const { isValid, validationErrors, ...cleanData } = $json;
return [{ json: cleanData }];
ポイント・注意事項
- バリデーションエラーは全件収集してから返却する(最初のエラーだけでなく全エラーをまとめて返す)
- Respond to WebhookノードはWebhook Triggerと対になる。必ずWebhook Triggerの
Response Mode: When Last Node FinishesまたはUsing Respond to Webhook Nodeを設定する - バリデーションルールは変更頻度が高い。コメントを充実させるか、ルールを外部設定(Googleシート等)から読み込む
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出典: https://docs.n8n.io/code/