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環境変数で本番・ステージングを切り替える
n8nの環境変数・Variables機能を使い、同一ワークフローが本番・ステージング・開発環境で異なるエンドポイント・認証情報を参照するように設定する手順。
ユースケース概要
開発・ステージング・本番で異なるAPIエンドポイント・データベース・Slackチャンネルを使い分けるために、n8nのVariables機能と環境変数を組み合わせて環境ごとの設定を管理する。
解決する課題: ワークフローに直書きされた本番URL・DBホストを環境ごとに書き換えるリスクをなくし、コードは同じで設定だけを切り替える
環境設定の方法(3パターン)
パターン1: n8n Variables(推奨)
n8n管理画面内で環境変数を管理する。
Settings → Variables → Create Variable
| Key | Value(dev) | Value(prod) |
|---|---|---|
| API_BASE_URL | https://api-dev.example.com | https://api.example.com |
| DB_HOST | dev-db.internal | prod-db.internal |
| SLACK_CHANNEL | #dev-alerts | #prod-alerts |
| LOG_LEVEL | debug | error |
ワークフロー内での参照:
URL: {{ $vars.API_BASE_URL }}/v1/orders
パターン2: .envファイル(セルフホスト)
# .env(開発環境)
N8N_ENV=development
API_BASE_URL=https://api-dev.example.com
DB_HOST=localhost
SLACK_CHANNEL=#dev-alerts
# .env(本番環境)
N8N_ENV=production
API_BASE_URL=https://api.example.com
DB_HOST=prod-db.internal
SLACK_CHANNEL=#prod-alerts
ワークフロー内での参照:
URL: {{ $env.API_BASE_URL }}/v1/orders
パターン3: External Secrets(エンタープライズ)
HashiCorp VaultやAWS Secrets Managerで一元管理する。
Settings → External Secrets → Add Provider
参照:
{{ $secrets.API_KEY }}
具体的な設定例
HTTP Requestノードの環境別URL切り替え
URL: {{ $vars.API_BASE_URL }}/v1/orders
Headers:
Authorization: Bearer {{ $vars.API_KEY }}
開発と本番で同じワークフローを使い、Variablesだけを環境ごとに変える。
Slack通知の送信先切り替え
Channel: {{ $vars.SLACK_CHANNEL }}
開発環境では #dev-test に通知し、本番では #production に送る。
DB接続の切り替え
PostgreSQLノードのCredentialを環境別に作成しておく:
PostgreSQL - DevelopmentPostgreSQL - Production
n8n VariablesでCredential名を切り替えるよりも、Credentialを直接環境別に選択する方が安全。
デプロイ時の確認チェックリスト
□ Variables が本番値に設定されているか
□ Credentialが本番用のものを指しているか
□ Error WorkflowのSlack通知先が本番チャンネルか
□ Schedule Triggerの時刻がJST/UTCどちらで設定されているか
□ Webhookのパスが本番用のものか(テスト用パスを使っていないか)
ポイント・注意事項
- n8n VariablesはGitのSource Controlに含まれる。本番の実際の値は環境変数(.env)か外部Secretsで上書きする運用が安全
$envは実行環境のOS環境変数を参照する。Docker/ECS等のコンテナ環境ではコンテナの環境変数を設定する- テスト・デバッグ中にVariablesを本番値に変更しないよう、開発者各自がローカルのn8nインスタンスを持つことを推奨する
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出典: https://docs.n8n.io/source-control-environments/environments/