全 12 章
資格なしで知識を証明する:問いの地図
資格は能力そのものではなく、説明コストを下げる信頼シグナルである。資格・知識・実践・信頼を分解して、別の証明方法を設計する。
資格は能力ではなくシグナルである
Spenceのシグナリング理論を手がかりに、資格を能力そのものではなく、非対称情報を減らすためのコスト付き信号として捉える。
人はどういう時に専門家を信頼するのか
証言の認識論と信頼研究を手がかりに、専門家として信じられるために必要な能力・誠実さ・利害の透明性を整理する。
能力証明としての弁論:ethos / logos / pathos
アリストテレスの修辞学を手がかりに、知識や能力を相手に信じてもらうための伝達設計を考える。
知識を実践能力に変える:熟達化とdeliberate practice
熟達は時間だけで起きない。意図的練習、フィードバック、状況判断を通じて、説明できる知識を使える能力へ変える。
採用・評価から見る能力証明
職務サンプル、構造化面接、ポートフォリオ、資格を比較し、実務能力をどう測ると妥当性が高くなるかを整理する。
Open Badgesと小さな第三者証明
Open BadgesやVerifiable Credentialsを手がかりに、国家資格や大型認定より軽いスキル証明の可能性を考える。
20年後も枯れにくい基礎知識マップ
OS、メモリ、ネットワーク、アルゴリズム、数学を、Kubernetesやセキュリティにも応用できる長期耐久の基礎として整理する。
Kubestronautを資格なしでどう補完するか
Kubestronautの5認定が示す知識領域を、Kubernetesの公開lab、障害対応記録、設計レビューで代替・補完する。
ネットワークスペシャリスト周辺知識をどう証明するか
ネットワークスペシャリストが示す企画・設計・構築・運用の力を、パケット解析、構成図、障害切り分け、検証ログで証明する。
情報処理安全確保支援士周辺知識をどう証明するか
情報処理安全確保支援士が示すセキュリティ知識を、脅威モデリング、検証レポート、セキュア設計レビューで証明する。
知識証明ポートフォリオの設計
README、設計文書、検証ログ、デモ、第三者レビューを束ね、資格の説明圧縮に近いポートフォリオを作る。